Child_Trouble子どものトラブルで困っている方へのメッセージ

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子どもにトラブルがあって困っている方。



・子どもとコミュニケーションがうまく成り立たない。など。
(児童福祉の学童保育の担当者、 不登校、適応障害のお子様を持つ保護者などの方へ。)


人間は社会的な生き物です。愛情を注がれずには生きることができません。

栄養だけで、微笑みも触れられることもなく育てられた赤ん坊はすぐに死んでしまいます。

身体的、精神的、環境的な様々な障碍を持つ子どもたち、情報処理能力や感覚・認知の質が一般とは異なっている子どもたち、偏った環境で育った子どもたち、本人が適応できない状況に入り込んでいる子どもたちにとって、この一般社会は異邦の地です。

それでも今ここに生きているということは、彼らが愛情を受け、愛情を感じて、一生懸命生きようとしているからです。

ただこの現実社会では生きにくいだけなのです。彼らは感じ方や表現方法が少し違うだけかもしれません。

また、この一般社会の常識や教育方法に違和感を感じたり、苦痛を感じたりしているかもしれません。

心地よい方へいく子、慣れたパターンに落ち着いてしまう子は、現実がちょっと辛いから、安全な場所にひと休みしているのかも知れません。

子どもたちが、一般的な常識や行動を学んで、この社会に多少なりとも適応して自立することも大切なことでしょう。

しかし、彼らの声や彼らのストレスは見落とされがちです。表現方法が社会一般とは違うこともあるので、一般的な大人には気付きにくいし、子どもはどう言ったらいいのかわからないのです。

けれども、子どもたちは身体やアートで表現し、教えてくれます。

アートセラピーでは、子どもたちが何を欲しているのか、何を表現(話し)したいのか、サポートしていきます。

彼らは本能的にアートによる表現が必要なことを知っているのです。それは音楽やリズムかもしれないし、絵の具や粘土かもしれません。

アートセラピーとは、主に欧米の精神医療の中で研究された心理療法で、描画、彫像などの視覚アート、音楽、ダンス、演劇といった、全てのアートによるセラピーの総称です。

その中の一つ「アートセラピー」は画材や自然素材、身の回りのものを使い、描画やコラージュ、粘土や立体工作などを通して行うセラピーです。

その過程で、うまく言葉で表せない想いや気持ちが出たり、作品を通して客観的に自己に気づいたりします。

とはいえ、子どもにはそれが具体的に分からないかもしれません。でも、アートすることで、解消し、自然に治癒していきます。

アートセラピーの第一人者、エディス・クレイマーは“Art as therapy” (1971) 、アートすることが治療だと言っています。

思いや感情がアートによって可視化されたとしても、それを100%理解できるのは自分の経験や歴史を心身の中に織り込んだ作者だけです。

なので、私たちセラピストは、こうだと決めつけて指摘することはしません。

彼らを安全にサポートしていく中で、理解しようと歩み寄る心と心の交流と、アートを介した交流が、ストレスを解消し、心を癒します。

さらに、アートを通したグループ活動は仲間との一体感、相互理解、自己効力感をもたらします。自分でもできるという達成感は彼らに、未来に生きる力を与えてくれるでしょう。

「アートスタジオ はらっぱ」では、視覚造形アートが合った方に、アートセラピープログラムの提供をしています。施設などでの、アートセラピープログラムの提供もいたします。

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