絵に対して苦手意識のある方
絵や工作やクラフト、アートには興味あるけど、不器用で…と、苦手意識のある方でも、アートセラピーはできます。
アートセラピーは、制作過程や感覚や感情を大切にします。途中で終わりにしてもいいのです。上手い下手という比べるものでも、完成を求めるものでもないからです。
自分のやりたいように動いてみましょう。手や目がうまく器用しなくてもアートを楽しむことはできます。
例えば、楽器を演奏することが苦手でも、また楽譜が読めなくても、色々な楽器の音を鳴らして楽しむことはできます。自分の好きな音を自分の体のリズムに合わせて鳴らすことは、心地よいものです。
それと同じく、描写の技術がなくても、気になる画材や何気なく選んだ素材を手に取ってみたり、色をつけてみたり、組み合わせてみたりして、感覚を楽しむことはできます。
今の自分はどんな感触が心地よく、どんなことをすれば楽しめるだろうか、どんな感情や思いが生まれるのだろうかと、自分の心身を感じてみませんか。さらに、そのアートから何かを感じるかもしれません。
もし、あなたの残した痕跡、アートが気に入らなかったら、破棄してもいいし、しばらく放置してもいいのです。
今はこうしたかったからこうした、今日はこれをやってみた、何か一つ選べた、ちょっとチャレンジして頑張れた、アートして気持ちがスッキリした、今日はやりたくないから仲間の様子を見ていた、など自由に自分の時間をすごしてください。
感覚過敏な方は、これが苦手だと教えてくだされば、それを避けて提案、提供いたしますので、ご安心ください。